新人看護職員(卒業して1年目の看護職員)を対象とした研修は、職場に適応し、業務遂行に必要な知識・技術・態度を学びます。
新人看護職員に1年間で習得してほしい看護技術・知識の研修を集合教育や現場教育に組み込んでいます。現場教育は教育専任看護管理者が中心となり、年間計画に沿って新人看護職員一人ひとりに合わせた教育展開を行っています。
2023年度 研修計画
副看護部長メッセージ
副看護部長 MESSAGE
当院は、地域に住む方々の拠り所となる病院であるとともに、救急医療を担う急性期病院であり、またがん診療拠点病院、災害拠点病院としての役割も果たしています。そのため当院の看護職員には、多様な分野に対応できる力が求められます。新人であっても患者さんの前では一人のプロの看護職員。学生時代にはていねいに教えてもらえたことも、一人でできるようにならなければなりません。そのために入職1年目は、豊富な研修を通じて看護職としての基礎的な知識と技術を習得するだけでなく、患者さんやそのご家族と接する上で欠かせない言葉遣いやマナーなど、社会人として必要な力も身につけます。「その人がその人らしくあるように」。これが当院の看護部の理念です。技術や業務を習得することも大切ですが、何より患者さんに寄り添い、心のこもった看護を実践できる看護職員に成長してほしいと願い、指導しています。
新人看護師メッセージ
新人看護師 MESSAGE
毎月1回、一日かけて、講義や演習、グループワークを通して看護師としての基礎を学んでいます。演習では、毎月目標を決め、おむつ交換、カテーテルの挿入、静脈注射などさまざまな処置を習得。その後、各病棟で先輩の指導を受けてから、患者さんに行います。段階を踏んで技術がしっかり身についたことを確かめてから実践するので、自信を持って看護実践に臨むことができます。日々患者さんと向きあっていると、研修の時にも責任感や緊張感を持って取り組むようになります。また全診療科の新人看護師が一緒に研修を受けるので、他の診療科について知り、視野が広がるのを感じます。
患者さんに寄り添い、安心感を与えられる看護師になるのが目標です。2年目に向けてさらに成長できるよう頑張っています。